イタリアのボローニャでの民泊をした感想の続きです。
ボローニャで『Airbnb』からの予約で泊まった『CASA di ZOE』での宿泊で、とても快適なボローニャ滞在を送ることができました。
チェックインは到着時間を前もって伝え、オーナーのラウラさんがアパートで待機してくれました。
遅い時間のチェックインで迷惑をかけるため、
お煎餅のお土産を用意したところ、ともて喜んでもらいました。
とても感じの良い方でした。
アパートの設備の説明をしてもらい、鍵を三つ受け取ります。
建物に入る外から開ける入口の鍵、その後アパートに入る鉄柵の鍵、アパートの部屋に入る鍵です。
建物に入った後の鉄柵の門。ここの鍵がないと2階に行けない
イタリアの中心地の建物にはよくある事ですが、エレベータはありません。
鍵はオートロックで閉まってしまうので、
オーナーが帰った後、鍵が開かない、とかトラブルになると困るので、
それぞれの鍵を一緒に開け閉めを試してみます。
チェックインを終えて時計を見ると、夜中の12時少し前。
軽く空腹を覚え、今から軽食をとれる場所はないかとラウラさんに聞くと、
近くのピッツエリアなら開いてるかも、と。
荷物の整理をし、外に出てみるものの、すぐ近くのはずのピッツェリアが見つからず。
近くにいた学生風の人に聞いてみると、
すぐにスマホで調べてくれ、この道の先だけど、もう閉まってるよ、と。
これが、ボローニャ、エミリア・ロマーニャ州の他の街でも感じる、いいところ。
ヨーロッパ最古の大学街だから、色々な国から人が集まるからだろうか、
イタリアの中では工業が盛んな裕福な州で外国人労働者を多く受け入れているからなのか、(これについてはまた色々な問題、考えがあるので簡単に語ることはできないですが)
人がすごく優しく、柔軟性があり、外国人に対して親切なんです。
イタリアの他の街、他の州と比べて、はっきりをその差を肌で感じます。
結局アパートは2階だったのですが、そのすぐ階下のワインバーを覗いてみました。
『こんばんは。何か軽い食べ物もありますか?』
『あるよ、ハムとチーズ』『じゃあ、それと、ハウスワイン(Vino della casa)を。』
『ハウスワイン?(della casa?)どういう意味?この地方、エミリアロマーニャのワインでいいの?』
『それで、お願いします』ハウスワイン(vino della casa、直訳、家のワイン、つまりハウスワイン)という言い方をレストランやトラットリアではよくするのですが、
ワインバーだったので、うちのワインは沢山あって、ハウスワインというカテゴリーはないよ、ということだったようです。
最初ぶっきらぼうに感じた対応だったのですが、
2階のアパートに泊まっていて、日本から着いたばかりであることを話すと
ちょっと打ち解けた感じに。
ワインを一杯飲んだ後、食べきれないチーズをアパートに持ち帰っていってもいいかと聞くと、お皿ごと持って行っていいよ、お皿は明日にでも返してくれればいいから。 と、なんとも親切。イタリアらしいですね。
好意に甘えて部屋へもっていくことにし、、悪いので部屋の飲み用のワインを1本買いたいというと、手頃なワインを何本も出してきて説明してくれました。
そして、ワインオープナーあるの?
あるかどうかわからないなら、これもってきな、あげるよ。
とワインオープナーもくれました。
そんなワインバーが階下にあるアパート。
ボローニャ滞在は楽しいスタートを切りました。