修業先、イタリアのエミリア・ロマーニャ州は手打ちパスタが有名です。
一般的に南イタリアは乾麺、北は卵の入った手打パスタがよく食べられると言われていますが、北を流れるポー河流域は稲作地帯で、よくお米料理も食べます。ミラノでは黄金色のサフランとパルミジャーノのリゾットが代表的名物料理になっていますし、ヴェネチアでは魚介のリゾットやイカ墨のリゾットも有名です。
これは小海老とパプリカのリゾット。サフランのソース。ディナーでお出ししています。
エミリア・ロマーニャを代表するパスタは、ボローニャのタリアテッレ・アル・ラグー、ボロネーゼと言われるミートソースの手打タリアテッレが代表的です。
店でもよく出しています。
ランチでもお出ししているラグーのタリアテッレ
そして薄く伸ばしたパスタとパスタの間にお肉ラグーとベシャメルソースを重ねてオーブンで焼いたラザニア。
これはイタリア全土の家庭で食べられる家庭料理でもあります。
野菜だけのラザニア、魚介のラザニア、リコッタチーズのラザニア。
色々あります。寒い時期に熱々を食べるのが美味しいですね。
こちらは店で作ったカペレッティ。エミリア・ロマーニャを代表する詰め物パスタです。
帽子のような形から、帽子型パスタなどとも呼ばれています。
ほうれん草とリコッタを包んだものやカボチャをペースト状にして包んだものが人気です。家庭でも作りますし、お惣菜やパスタ屋さんのショーウィンドーにこの詰め物パスタは並んでいます。
これはモデナの市場のお惣菜屋さん。手作り手打ちパスタやニョッキが並びます。
宮崎の霧島高原純粋黒豚のカペレッティ アスパラガスのソース ディナーのメニューです。
トルテリーニ・イン・ブルードという、スプーンに8個ものる位小さな肉を詰めたパスタを丁寧に作ったブロードとともに食べるのも冬のエミリア・ロマ―ニャでは外せない一皿です。
まだまだ色々なパスタをその季節の食材と合わせてご用意しています。
続きは、また別の機会に。