イタリア、ボローニャでAirbnbで民泊、その2 予約

イタリアのボローニャでの民泊をした時の感想の続きです。

『Airbnb』は民泊のアメリカの会社のサイトと、なんとなく名前位は知っていたものの、
ボローニャで初めて利用しました。

宿泊日と条件を入力すると、候補の宿泊先がいくつも出てきます。

宿泊日が空いていれば、予約ボタンを押すと即その場で予約OKになる宿と、
自己紹介等をし、宿泊希望をリクエストしてからOKになる宿があります。

宿泊したかった『CASA di ZOE』は後者だったので、
旅のメンバーの自己紹介と、旅の目的、昔イタリアのレストランで働いていたこと、
ボローニャには何度か行ったことがあること等を書き、
予約のリクエストをしました。

数時間すると、アパートのオーナーのラウラさんから予約OKの返信が来ました。
予約がOKになると、アパートの正確な住所を教えてもらえます。
予約前は防犯上の理由で、だいたいのゾーンしかわからないようになっているのです。

それと同時に、アパートの近くのラウラさんのお勧めスポットが表示されます。
これがなかなか面白かったです。
ガイドブックには載っていないような小さな素敵なカフェや、昔ながらのトラットリア、
ジャズバーや個性的なバール。
お勧めされている場所をグーグルでひとつずつ見ていくと
そのオーナーの好みがわかります。
これはとても良いと思いました。
現地で暮らしている
オーナーが自分のお客さんに勧める店であれば、
間違いないでしょう。
口コミサイトよりずっと信頼できます。

さて、そのアパートですが、
3ベッドルームあり、各部屋にバス、トイレ付、キッチン、小さな吹き抜けの中庭がある
センスの良いとても清潔なアパートでした。

ベッドルーム

ピカピカのキッチン。

小さなパティオ。

とても快適に過ごすことができるアパートでした。

長くなったので、続きはその3で。

イタリア、ボローニャでAirbnbで宿泊 その1

日本でもかなりメジャーになってきている民泊のAirbnbですが、
イタリアのボローニャで利用してみました。

民泊をしたお話をお客様にお話をすると、
自分たちのイタリア旅行の参考になる、
とおっしゃって下さる方が結構いらっしゃるので、
どんな感じか紹介したいと思います。

時間が限られているイタリア旅行の宿泊先選びで重きをおくのは、
街の中心に宿泊先を確保することです。

イタリアの観光は、旧市街の石畳の上を歩き、かなり足が疲れます。
休憩に観光から徒歩で戻ることができる宿泊先があればとても楽です。
昼食や夕食に徒歩圏内に良い食事場所があったり、スーパーがあったり、
というのが、宿泊先を選ぶ条件です。

ところが、イタリア、特に街の旧市街自体が世界遺産になっているような街は、
街中心になかなか使い勝手の良いホテルが見つかりません。

予算がいくらでもあれば別かもしれませんが、
部屋にスーツケースを2個位広げられる広さがあり、
シャワーからいつでも温かいお湯がでて、
部屋の照明が明るい、
街中の手頃なホテル、というのは本当に希少です。

旧市街は建築の規制もあり、
歴史あるゴージャスなホテルはあるものの、そんなホテルでも部屋の広さや
機能性を求めることは必ずしもできません。

そこで、民泊を候補に入れた訳です。

Airbnbのボローニャの宿泊先探しで検索にかけた条件は、
旧市街中心地のマジョーレ広場から徒歩10分以内、2ベッドルーム以上、
キッチン、洗濯機付き、各ベッドルームにバスルーム、トイレあり。
というもの。

その条件すべてをクリアした先が、
https://www.airbnb.jp/users/show/1559740

casa di zoe、
ステファーニャさんとラウラさんのアパートでした。
まだ小さいお子さんのために購入したアパートを、子供が成長して住む時まで、
貸し出しているそうです。

2014年からホストをしていて、宿泊者の評価が特別良いスーパーホストです。

長くなるので、
宿泊の感想は次に書きます。

パルミジャーノ・レッジャーノと生姜のブリュレ

イタリアチーズの王様、パルミジャーノ・レッジャーノ。

修業先のエミリア・ロマ―ニャ州の
モデナ、レッジョエミリア、ボローニャ周辺で作られる
DOP認定チーズです。

DOPとは、品質、製法、製造場所が厳格に決められたものです。

そのDOPの刻印があるということは、
政府から、
昔からの製法で、限定された地域で作られた、高品質であることを
保証された商品であることを証明するようです。





ボローニャの生ハムやチーズのお店、シモーニのショウウィンドウ。

販売しているハムなど良心的な値段で店内で軽く飲んだり食べたりもでき、
旅行者にも便利なお店。

各国からの観光客も多く、いつもすごく混んでるけど。

マジョーレ広場のすぐ近く、飲み屋横丁的な雰囲気の一角ににあり、
生ハム類の盛り合わせや、チーズ、パニーニ等がメニューにあります。

そんな修業先の思い出とともに思い入れのあるパルミジャーノ・レッジャーノですが、
パスタに使うのはもちろん、お通しやランチの前菜で使っています。

パルミジャーノ・レッジャーノと生姜のブリュレ。

お出しする前に、ブリュレにします。

パルミジャーノのコクと塩気に生姜がピリッと。
キャラメリゼした甘みも加わり、人気の一品です。

ポレンタ

イタリア北部で主食として食べられるトウモロコシの粉でできた料理、ポレンタ。

皆さんは好きですか。

 

ポレンタは、トウモロコシの粉を塩とオリーブオイルと水を火にかけながら時間をかけて練ったもの。

水でなくブロードを使ったり、牛乳を使ったりもします。

できたてでトロトロの状態ををメイン料理の付け合わせにしたり、

(↑これは以前イタリアで食べたもの)

温かいうちに容器に移すと自然と固まるので、

その後四角くカットし、オーブンで温めたり、油で揚げたりします。

イタリア時代、苦手だった賄いの一つがこのポレンタでした。

 

イタリア人の同僚達が、今日はポレンタだ!

と喜んでいるのをいつもがっくりした気持ちで眺めていました。

 

ポレンタが出る日は賄いにパンは出ません。

メイン料理のソースを絡めて食べる白米的な(?というのとは厳密にはまたニュアンスが違うのですが)存在なので、パンは不要との考えのようです。

パン好きな僕としてはそれもがっかりな理由です。

 

そんなポレンタですが、イタリアから帰国し十数年たった今、 大好きになりました。

味覚の好みは変わるものですね。

トウモロコシの粉のつぶつぶ感と風味が、
とても美味しく感じられるようになりました。

トロトロのものも、フリットも、オーブン焼きもそれぞれ良さがあります。

時々ランチの前菜やお通しに一口サイズでご用意しています。