食の都と言われる、エミリア・ロマーニャ州、ボローニャで美味しいレストランは沢山あれど、
チーズや肉がふんだんに使われているこの地方の郷土料理を、昼、夜と2回、レストランで食べるには、日本人にとってはなかなかきついです。
以前に紹介したボローニャ郷土料理のトラットリアの記事はこちら。
郷土料理は食べたい、でもそんなに量は食べられないし、時間もそんなにかけたくないし、軽く食事をすませたい。
そんな時お勧めなのが、エミリア・ロマーニャ州の名物を軽く食事ができるお店。
『ボルゴ979』
Via Goito 12/a Bologna
マジョーレ広場から駅方向へインディペンデンツア通りを北に進み、東に少しはいったところです。広場から徒歩5から6分位。
トスカーナのシエナのチンタセネーゼの生ハムや、ボローニャのハムのモルタデッラ、サラミ、チーズと美味しい地ワインとともに、ちょっと変わったエミリア・ロマーニャ州の山の地方のパン類クレープ類のティジェッレ、チャッチ、ネッチ、ピアディーネが食べられます。
イングリッシュマフィンのような形をしたティジェッレを、横にナイフを入れ、ハムを挟んで食べます。
ひよこ豆の粉で作ったクレープのようなもの、チャッチ。
栗の粉で作ったクレープ、ネッチ。
クレープの中身は茸のソテーやチーズ、サルシッチャ、ハム等数種類から選べます。
ヌテッラ等甘いソースを挟んだものもありました。
その他に本日のパスタやサラダやお肉のグリルなどもあります。
レストランと違って小さなキッチンで作っているので、ここのお店ではパンやハム、サラダなどをオーダーするのが良いでしょう。
英語メニューはありませんが、若い感じの良いお店の人が、お勧めを教えてくれます。
ワインは地元のワインをグラス、カラフェ、ボトルから選べます。
地葡萄ピニョレットの微発泡白ワインがお勧めです。ボトルで15ユーロ位。
火曜日定休。平日はランチとディナーの間に休みがありますが、土日は休憩なく11時半から23時まで通して営業しているので、
観光やショッピングでランチタイムを逃した、とかオペラの後、軽く食事をしたい、などという時にもぴったりです。