パルミジャーノ・レッジャーノと生姜のブリュレ

イタリアチーズの王様、パルミジャーノ・レッジャーノ。

修業先のエミリア・ロマ―ニャ州の
モデナ、レッジョエミリア、ボローニャ周辺で作られる
DOP認定チーズです。

DOPとは、品質、製法、製造場所が厳格に決められたものです。

そのDOPの刻印があるということは、
政府から、
昔からの製法で、限定された地域で作られた、高品質であることを
保証された商品であることを証明するようです。





ボローニャの生ハムやチーズのお店、シモーニのショウウィンドウ。

販売しているハムなど良心的な値段で店内で軽く飲んだり食べたりもでき、
旅行者にも便利なお店。

各国からの観光客も多く、いつもすごく混んでるけど。

マジョーレ広場のすぐ近く、飲み屋横丁的な雰囲気の一角ににあり、
生ハム類の盛り合わせや、チーズ、パニーニ等がメニューにあります。

そんな修業先の思い出とともに思い入れのあるパルミジャーノ・レッジャーノですが、
パスタに使うのはもちろん、お通しやランチの前菜で使っています。

パルミジャーノ・レッジャーノと生姜のブリュレ。

お出しする前に、ブリュレにします。

パルミジャーノのコクと塩気に生姜がピリッと。
キャラメリゼした甘みも加わり、人気の一品です。

ポレンタ

イタリア北部で主食として食べられるトウモロコシの粉でできた料理、ポレンタ。

皆さんは好きですか。

 

ポレンタは、トウモロコシの粉を塩とオリーブオイルと水を火にかけながら時間をかけて練ったもの。

水でなくブロードを使ったり、牛乳を使ったりもします。

できたてでトロトロの状態ををメイン料理の付け合わせにしたり、

(↑これは以前イタリアで食べたもの)

温かいうちに容器に移すと自然と固まるので、

その後四角くカットし、オーブンで温めたり、油で揚げたりします。

イタリア時代、苦手だった賄いの一つがこのポレンタでした。

 

イタリア人の同僚達が、今日はポレンタだ!

と喜んでいるのをいつもがっくりした気持ちで眺めていました。

 

ポレンタが出る日は賄いにパンは出ません。

メイン料理のソースを絡めて食べる白米的な(?というのとは厳密にはまたニュアンスが違うのですが)存在なので、パンは不要との考えのようです。

パン好きな僕としてはそれもがっかりな理由です。

 

そんなポレンタですが、イタリアから帰国し十数年たった今、 大好きになりました。

味覚の好みは変わるものですね。

トウモロコシの粉のつぶつぶ感と風味が、
とても美味しく感じられるようになりました。

トロトロのものも、フリットも、オーブン焼きもそれぞれ良さがあります。

時々ランチの前菜やお通しに一口サイズでご用意しています。