日本でもかなりメジャーになってきている民泊のAirbnbですが、
イタリアのボローニャで利用してみました。
民泊をしたお話をお客様にお話をすると、
自分たちのイタリア旅行の参考になる、
とおっしゃって下さる方が結構いらっしゃるので、
どんな感じか紹介したいと思います。
時間が限られているイタリア旅行の宿泊先選びで重きをおくのは、
街の中心に宿泊先を確保することです。
イタリアの観光は、旧市街の石畳の上を歩き、かなり足が疲れます。
休憩に観光から徒歩で戻ることができる宿泊先があればとても楽です。
昼食や夕食に徒歩圏内に良い食事場所があったり、スーパーがあったり、
というのが、宿泊先を選ぶ条件です。
ところが、イタリア、特に街の旧市街自体が世界遺産になっているような街は、
街中心になかなか使い勝手の良いホテルが見つかりません。
予算がいくらでもあれば別かもしれませんが、
部屋にスーツケースを2個位広げられる広さがあり、
シャワーからいつでも温かいお湯がでて、
部屋の照明が明るい、
街中の手頃なホテル、というのは本当に希少です。
旧市街は建築の規制もあり、
歴史あるゴージャスなホテルはあるものの、そんなホテルでも部屋の広さや
機能性を求めることは必ずしもできません。
そこで、民泊を候補に入れた訳です。
Airbnbのボローニャの宿泊先探しで検索にかけた条件は、
旧市街中心地のマジョーレ広場から徒歩10分以内、2ベッドルーム以上、
キッチン、洗濯機付き、各ベッドルームにバスルーム、トイレあり。
というもの。
その条件すべてをクリアした先が、
https://www.airbnb.jp/users/show/1559740
casa di zoe、
ステファーニャさんとラウラさんのアパートでした。
まだ小さいお子さんのために購入したアパートを、子供が成長して住む時まで、
貸し出しているそうです。
2014年からホストをしていて、宿泊者の評価が特別良いスーパーホストです。
長くなるので、
宿泊の感想は次に書きます。
「イタリア」カテゴリーアーカイブ
パルミジャーノ・レッジャーノと生姜のブリュレ
イタリアチーズの王様、パルミジャーノ・レッジャーノ。
修業先のエミリア・ロマ―ニャ州の
モデナ、レッジョエミリア、ボローニャ周辺で作られる
DOP認定チーズです。
DOPとは、品質、製法、製造場所が厳格に決められたものです。
そのDOPの刻印があるということは、
政府から、
昔からの製法で、限定された地域で作られた、高品質であることを
保証された商品であることを証明するようです。
ボローニャの生ハムやチーズのお店、シモーニのショウウィンドウ。
販売しているハムなど良心的な値段で店内で軽く飲んだり食べたりもでき、
旅行者にも便利なお店。
各国からの観光客も多く、いつもすごく混んでるけど。
マジョーレ広場のすぐ近く、飲み屋横丁的な雰囲気の一角ににあり、
生ハム類の盛り合わせや、チーズ、パニーニ等がメニューにあります。
そんな修業先の思い出とともに思い入れのあるパルミジャーノ・レッジャーノですが、
パスタに使うのはもちろん、お通しやランチの前菜で使っています。パルミジャーノ・レッジャーノと生姜のブリュレ。
お出しする前に、ブリュレにします。
パルミジャーノのコクと塩気に生姜がピリッと。
キャラメリゼした甘みも加わり、人気の一品です。
ポレンタ
イタリア北部で主食として食べられるトウモロコシの粉でできた料理、ポレンタ。
皆さんは好きですか。
ポレンタは、トウモロコシの粉を塩とオリーブオイルと水を火にかけながら時間をかけて練ったもの。
水でなくブロードを使ったり、牛乳を使ったりもします。
できたてでトロトロの状態ををメイン料理の付け合わせにしたり、
(↑これは以前イタリアで食べたもの)
温かいうちに容器に移すと自然と固まるので、
その後四角くカットし、オーブンで温めたり、油で揚げたりします。
イタリア時代、苦手だった賄いの一つがこのポレンタでした。
イタリア人の同僚達が、今日はポレンタだ!
と喜んでいるのをいつもがっくりした気持ちで眺めていました。
ポレンタが出る日は賄いにパンは出ません。
メイン料理のソースを絡めて食べる白米的な(?というのとは厳密にはまたニュアンスが違うのですが)存在なので、パンは不要との考えのようです。
パン好きな僕としてはそれもがっかりな理由です。
そんなポレンタですが、イタリアから帰国し十数年たった今、 大好きになりました。
味覚の好みは変わるものですね。
トウモロコシの粉のつぶつぶ感と風味が、
とても美味しく感じられるようになりました。
トロトロのものも、フリットも、オーブン焼きもそれぞれ良さがあります。
時々ランチの前菜やお通しに一口サイズでご用意しています。