イタリア、ヴェローナのお勧めレストラン その3

ヴェローナのチェントロにある気軽に食事ができるレストラン。

以前、ヴェローナのお勧めレストラン、『プンラトーザ』と『イル・チェナコロ』を紹介しましたが、

3軒目『リストランテ ラ・ヴェッチャ・メスコラ』

『Ristorante La Vecia Mescola』

Vicolo Chiodo 4 Verona

tel 0458036608

ヴェネト州の郷土料理が食べられます。

プリモピアットが9~11ユーロ位、セコンドが18ユーロ位からあります。

こちらはヴェネトに行ったら是非お勧めの一皿。

 

フェガト・アッラ・ヴェネチアーナ

仔牛のレバーのヴェネチア風、ポレンタ添え。

中は半生のトロットロのレバーです。仔牛のレバーなので癖は強くありません。

新鮮なレバーを玉ねぎと一緒に調理した名物料理で、レバー好きにはたまりません。

 

ヴェネト定番のパスタ、ビゴリもロバ肉のラグーがあります。

 

ロバの肉のラグーのビゴリ

ヴェネトでは馬、ロバの肉を良く食べます。郷土料理店にはかなりの確率でメニューにあります。

肉屋さんにも普通に馬肉を売っています。

馬肉

牛肉のタリアータ

リコッタとクルミのラヴィオリ ゴルゴンゾーラのソース

クレーマカタラーナ

行ったときは満席でした。要予約。

美味しいヴェネト料理が楽しめます。

 

トルテリーニ、トルテッリ、トルテローニ

詰め物をしたパスタはエミリア・ロマーニャ州名物の伝統料理です。

トルテリーニが一番小さく、標準サイズがトルテッリ、大きなサイズがトルテローニ。

左がトルテッリ、右がトルテリーニ。

この写真のトルテッリにはカボチャのペーストが詰めてあります。

右のトルテリーニは挽肉が詰めてあり、100グラム3.6ユーロの表示。一人前500円ちょっと位でしょうか。

 

 

小さいトルテリーニはたいていどれも挽肉を詰めていて、

お肉からとったスープ、クリアなブロードに入れてパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりかけて食べます。

この小さいサイズを家庭でちまちま作るのは大変な作業なので、レストランで食べたり、買う人が多いようです。

こちらは大きなサイズ、トルテローニ。

ほうれん草とリコッタ、パルメザンチーズが詰めてあります。

トルテローニは中身がたっぷり詰まっていますので3、4個も食べれば結構十分な量です。

形は写真のものが定番ですが、ほかに四角に包むものもトルテッリと呼んでいました。

中身はリコッタとほうれん草が一番ポピュラーですが、他にもカルチョーフィを詰めたり、野菜だけのもの、挽肉とチーズ、生ハムとリコッタ等バラエティーに富んでいます。

エミリア・ロマーニャ州の街には市場や町の中に手打ちパスタ専門店があり、すでに詰め物をされたものが売っています。生パスタなので茹で時間はほんの1、2分程度。それを各家庭で好みのソースで合わせます。

トマトソースやバターとセージ、生クリームとチーズを合わせたソースや、茹でたてをそのままでパルメザンチーズをかけるだけ、等。

こんなパスタが手軽に買えるなんて羨ましいですね。

 

 

 

モデナのミシュラン一つ星レストラン

エミリア・ロマーニャ州、モデナはイタリアで最初に住んだ街で、とても思い入れがあります。

レストランに関しては、住んでいた当時と大分変り、新しいお店が沢山オープンしています。

以前働いていた三ツ星レストラン、オステリア・フランチェスカーナは予約はなかなか取れず不動の人気の地位を誇っていますが、

当時はミシュランの星のなかったものの、ここ数年続けて一つ星を取っているレストランがあります。

リストランテ レルバ デル レ

Ristorante  l’Erba del Re

via Castelmaraldo 45

ちょうどイタリアに行っていた時にオープンしたばかりだったリストランテ、2003年オープン。

シェフは独立する前にフランチェスカーナで働いていたこともあるそうで、話が弾みました。

 

星が付いていると、高級レストラン=緊張、というイメージがありますが、一人での食事もサービススタッフが色々気軽に話しかけてくれ、食事をとても楽しめました。

 

モデナの街の中心にあるので、観光客でもアクセスが良いのでお勧めのレストランです。

 

イタリア、ボローニャのお勧めレストラン その3

食の都と言われる、エミリア・ロマーニャ州、ボローニャで美味しいレストランは沢山あれど、

チーズや肉がふんだんに使われているこの地方の郷土料理を、昼、夜と2回、レストランで食べるには、日本人にとってはなかなかきついです。

以前に紹介したボローニャ郷土料理のトラットリアの記事はこちら。

ボローニャのお勧めレストランその1 ダ・ピエトロ

ボローニャのお勧めレストランその2 トラットリアダ・メ

 

郷土料理は食べたい、でもそんなに量は食べられないし、時間もそんなにかけたくないし、軽く食事をすませたい。

そんな時お勧めなのが、エミリア・ロマーニャ州の名物を軽く食事ができるお店。

『ボルゴ979』

『Borogo979』

Via Goito 12/a Bologna

マジョーレ広場から駅方向へインディペンデンツア通りを北に進み、東に少しはいったところです。広場から徒歩5から6分位。

 

 

タリエーレ・ローゼ ハムの盛り合わせ 真ん中にはチーズとハムのペースト 10ユーロ

 

トスカーナのシエナのチンタセネーゼの生ハムや、ボローニャのハムのモルタデッラ、サラミ、チーズと美味しい地ワインとともに、ちょっと変わったエミリア・ロマーニャ州の山の地方のパン類クレープ類のティジェッレ、チャッチ、ネッチ、ピアディーネが食べられます。

 

4種のティジェッレ 2.5ユーロ

イングリッシュマフィンのような形をしたティジェッレを、横にナイフを入れ、ハムを挟んで食べます。

 

チャッチ

ひよこ豆の粉で作ったクレープのようなもの、チャッチ。

 

ネッチ

栗の粉で作ったクレープ、ネッチ。

クレープの中身は茸のソテーやチーズ、サルシッチャ、ハム等数種類から選べます。

ヌテッラ等甘いソースを挟んだものもありました。

 

その他に本日のパスタやサラダやお肉のグリルなどもあります。

レストランと違って小さなキッチンで作っているので、ここのお店ではパンやハム、サラダなどをオーダーするのが良いでしょう。

英語メニューはありませんが、若い感じの良いお店の人が、お勧めを教えてくれます。

ワインは地元のワインをグラス、カラフェ、ボトルから選べます。

地葡萄ピニョレットの微発泡白ワインがお勧めです。ボトルで15ユーロ位。

火曜日定休。平日はランチとディナーの間に休みがありますが、土日は休憩なく11時半から23時まで通して営業しているので、

観光やショッピングでランチタイムを逃した、とかオペラの後、軽く食事をしたい、などという時にもぴったりです。

 

エミリア・ロマーニャはイタリアで一番美味しいジェラート屋さんが多い?

イタリアのレストランのガイドブック、ガンベロロッソはフランスのミシュランに比べ、

庶民的なトラットリアや小さなレストランも載せているのでイタリア国内食べ歩きの時によく参考にしていました。

ワインのガイドブックも発行していて、ワインを調べるときに参考にしていたのですが、一昨年から日本語バージョンも発売になっています。

そんなガンベロロッソですが、日本ではあまり知られていませんが、イタリアンジェラートのガイドブックを出しています。イタリア人のジェラート愛を感じるガイドブックです。

イタリアのジェラート業界はこの十数年でものすごく発展し、本当に美味しい旬の果物や産地を厳選した品質の良い材料のみを使った、本物のイタリアンのジェラートを出すジェラテリアをこのガイドブックは紹介しています。

ジェラテリアだけに、星ではなく、コーンで評価をしていて、3つ星ならぬ、3つコーンのが最高とされています。

2018年は2017年より3つコーンのジェラテリアが3店舗増え、イタリア全土で40店舗になりました。

イタリアの州別にみると、2018年はエミリア・ロマーニャ州が3つコーンのジェラテリアが7店舗で、イタリア全州の中で一番になりました。

エミリア・ロマーニャ州の中でも、観光客の多いボローニャに2店舗も3つコーンのジェラテリアがあります。

Cremeria Scirocco

via Barelli 1/c

クレメリア・シロッコ、ボローニャ郊外のお店です。

観光客にとってアクセスは良くないのですが、ここはとても変わったジェラートのあるジェラテリアです。

甘くないジェラートがあるのです。

ツナと玉ねぎ、トマトとタバスコ、ペコリーノチーズ、カボチャと胡椒、、等々。

えっ?どうなんだろう、と思ってしまいそうですが、3つコーンをとっているお店、きっと美味しいに違いありません。とても興味があり行ってみたいジェラテリアNO1です。

Stefino

via S.Vitale 37

新しいくオープンしたジェラテリアが人気がある一方、オープンして20年。チェントロから近くマジョーレ広場から徒歩で5~6分。

営業時間が、13時30分から14時30分、18時30分から22時30分と観光客にはちょっと不便な時間帯にオープンしていますが、ビオにこだわり、グルテンフリーやラッテ・ディ・リゾ(お米のミルク、今イタリアジェラート界ではよく使われている)のジェラートも種類豊富です。グラニータも色々あります。

3つコーンがついているジェラテリアの他にもボローニャには美味しいジェラテリアが沢山あります。

アクセスが良いのが、

Oggi

Via UgoBassi 25

メルカード・デッレ・エルベの入り口にあります。

Galliera49

Via Galliera49/B

こちらもボローニャの中心にあります。昼の12時から夜中の12時まで通して営業しています。

カップで2種類のジェラート盛りで2,5ユーロです。

 

2軒ともビオにこだわった食材を使っています。

 

ジェラテリアは冬は休んでいるお店も多いので、行くときには営業期間を確認して行って下さい。

空気をたっぷり含んだイタリアならではのジェラート。

是非イタリア旅行時には本物のジェラートが食べられるお店でお試し下さい。

 

経堂イタリアン リゴレッティーノ