エミリア・ロマーニャの微発泡濁りワイン

店のワインを選ぶときは、どうしても長くいたエミリア・ロマーニャのワインが気になってしまいます。

今ではメジャーの仲間入りをしている、エミリア・ロマーニャの赤微発泡ワインのランブルスコも、日本に帰国した頃は甘口しか市場に出回ってなく、辛口となると扱ってるインポーターさんは数えるほどでした。

白微発泡の辛口なんてほぼ皆無。地元トラットリアで良く飲んでいた、生ハムとティジェッラやカボチャのトルテッリに合うあの口当たりの良い微発泡の白が店で出せたらな、と色々探しては見つからず落胆したものでした。

そんなオープン当時から15年。

日本で飲めるエミリア・ロマーニャの美味しい、とびきり美味しいワインの種類がいかに増えたことか!

こちらは6年以上前からのお気に入りのワイナリー、クローチ。

地葡萄オルトゥルーゴ100%。フィルターにかけない濁り微発泡。

同じワイナリーのカンぺデッロは期間限定のワイン販売の免許を取って最初に紹介したワインだからか、

今までワインリストに載っていても、控えめにお勧めしても、、、そんなにオーダーが入らなかったのですが、急にオーダーが多く入るようになりました。
インポーターは『相模屋本店』という浅草で130年続く酒屋さんなのですが、インスタで人気が出てこのカンペデッロにも注目が集ったようで、追加で仕入れようとしたらあっという間に完売になっていました。

去年12月頭にリリースされた画像のワイン、ルビーゴは仕入れ後ワインリストに載せる前にクローチ好きの一部のお客様にお出ししている間に店の在庫もなくなり、インポーターの在庫も、またまたあっという間に少なくなってしまったようです。

洗練されたワインではありません。泡も強くなく、ぐびぐび飲める『ザ・地酒』的な柔らかな味。

少量再入荷しましたので、よろしければ店内でも、お持ち帰りでもどうぞ。

お持ち帰りの価格はインポーターさんの販売価格と同じです。

 

 

 

今年を振り返って

開店15周年の今年は、荒波に翻弄された1年でしたが、

沢山の方に気にかけていただいていることが分かり、お客様との距離が縮まった嬉しい年でもありました。

パスタソース販売では、宮崎時代の同級生や尾崎牛ファンのお客様に沢山購入していただきました。

初めていらっしゃるお客様も多く、地下だから入りにくかった、自粛が終わったら食べに来ます、

いつも店内女性ばかりなので来られなかったけど今度来ます、という男性がいらっしゃったり、

声をかけて下さるお客様が多かったです。

テイクアウト商品のご購入や感染対策をしながらご来店下さった方、商品を宣伝して下さった方、

応援のメールやメッセージを下さった方、パスタソースを使った料理の写真を送ってくださった方、

お店の営業に支障がでるのではないかとトイレットペーパーを譲ってくださった方。

多くの人に支えられていることを実感する感謝の年でもありました。

 

2021年、皆様が幸多き年でありますように!

来年もよろしくお願い致します。

赤坂、かさね、郷里宮崎の大先輩のお店。

10年ほど前に初めてお店に伺って以来、親しくさせて頂いている柏田幸二郎氏のお店、『かさね』。

12月6日に25周年を迎えたそうです

サンタクロースや餅つきの絵で、四季や空間の演出がされていて、この季節にこだわって作られた料理はとても素晴らしいものでした。

四季折々の味を重ね、人と人の出会いを重ねるという意味で、「かさね」という店名にしたそうです。

心のこもったお料理とおもてなしを受け、年末年始への活力を沢山受けて帰宅しました。

 

柏田さんご夫妻、スタッフの皆様、ありがとうございました!