
2月、3月のメニューのパスタです。
ホタルイカと菜の花とアーモンドのスパゲティ。
旬を迎えたホタルイカ。ほんのり苦みのある菜の花との相性は抜群です。
日本海で取れるこのホタルイカ、海外の食卓や
レストランでほぼ見かけることはありません。
イカは魚介類が豊富なイタリアでも人気の食材で、カラマレッティと呼ばれるヤリイカの小型のものをフリットにして良く食べられますが、ホタルイカのような肝の旨味がある小型のイカはありません。
日本ならではの春を感じる食材ホタルイカ。菜の花の組み合わせは良く見かけますが、今回はそこにアーモンドのコクを加えています。
13世紀、イタリア北部のジェノヴァから多くの商船や船乗りがシチリア島の西、トラパーニに立ち寄っていいました。
彼らが持ち込んだのが、ペスト・ジェノヴェーゼ。バジリコと松の実のソースです。
トラパーニの人たちはこの味に感動したものの、松の実が手に入らず、代わりにシチリアの名産であるアーモンドとトマトを使ってパスタソース、トラパネーゼを作ったと言われています。
そんなシチリアのトラパネーゼソースのアーモンドのコクとバジリコの爽やかさは、日本のホタルイカにも相性ぴったり。
トラパネーゼソースを少しアレンジして、今回ホタルイカと菜の花に合わせています。

シチリアではピンク色のアーモンドの花がもう咲き始めているでしょう。春の到来です。
東洋と西洋の春が出会った一皿、是非お試しください。