今年もシーズン到来、宮崎の黒木さんの原木椎茸を入荷しました。
椎茸を購入すると「原木」か「菌床」か栽培方法の明記がされています。
同じ椎茸でも、味や食感がまるで違います。
黒木さんの原木椎茸は、10月頃、18年から20年のクヌギを山から切り出すところから始まります。
切り出したクヌギにドリルで穴をあけ、手で種菌を一つずつ入れます。
植菌したぼた木に椎茸が発生するまで、約1年寝かせながらの手入れの手間はとてつもなく大変な労働だそうです。
そして、ようやく翌年の12月に椎茸が収穫できるようになります。
今の時期だけ食べられる椎茸です。
一年中人工的な培地で栽培できる菌床椎茸とは異なり、手間もかかり、重労働なため年々生産者は減っているそうです。
農薬や栄養剤を使わず、原木のクヌギの栄養と山水でのびのび育った、肉厚で香りのよく、味の濃い黒木さんの原木椎茸。
ディナーの前菜でご用意しています。
イタリアのポルチーニにも負けない、日本の自然が作った日本の茸の旨味を是非お試し下さい。