イタリアの4種のチーズと葡萄のデザート

新しく始めたディナーのドルチェです。

イタリアの4種のチーズと葡萄のデザート。

リコッタチーズのトルティーノの上には、
ゴルゴーラチーズとレーズンのジェラート。


それをマスカルポーネチーズのムースで包み、
パルメザンチーズとホワイトチョコレートの板を添えて。

葡萄のジュレとともにどうぞ。

日本人にも訪れてほしい!イタリア、ヴェローナのお勧めレストラン、プント・ローザ

ヴェローナはシェイクスピアのロミオとジュリエットの舞台として有名で、ユネスコの世界遺産にも登録されていて、

1年中観光客が訪れる街です。

特に夏の時期、野外劇場アレーナでのオペラシーズンはは観光客で溢れかえります。

ヴェローナはヨーロッパ中、いえ世界中から観光客が集まる観光都市のため、食事場所には困りません。

アレーナに隣接するブラ広場には気軽に食事のできるセルフサービスのお店が並んでます。

でもせっかくのイタリア滞在、本場のイタリア料理、それもヴェローナの伝統的な料理が食べたい、

でもレストランのオープン時間は19時、旅行の移動の疲れからもっと早い時間に食事をとりたり、それまで待てない、

という時に、是非利用してもらいたいオステリアが、ブラ広場から徒歩5分の

Il Punto Rosa

プント・ローザ

Via Fratta 12/A Verona

表通りからちょっと奥に入ったレストランで、普通のレストラン、トラットリア、オステリアはランチとディナーの間に休みがあるのですが、このお店はなんと11時から夜の23時半までずっと通して営業しているのです。

でもそういうお店って、出来合いのものを出すレストランでしょう、、と思うかもしれませんが、お店のHPやインスタグラムを見てもらえばわかりますが、なかなかしっかりした美味しい伝統料理を楽しめます。

お勧めは、

 

サルシッチャとトマト、ローズマリーのビゴリ。

ビゴリというのはヴェネト州で良く食べられるモチモチした香川のうどんのような食感が楽しめるパスタで、

ビゴリ専用のパスタの器具で作られます。

これは万人受けする一皿で、間違いなく美味しいです。

 

アマローネのリゾット。

こちらは二人前からオーダー可能です。ヴェネトの代表的高級ワインアマローネを使ったリゾット。

この地方でしか食べられない一皿です。

お米はしっかりアルデンテ。

 

馬の煮込みとポレンタ、ポレンタ添え

ヴェネト州では馬肉をよく食べます。

ポレンタはトウモロコシの粉を水やブロード、牛乳で練ったもので、ヴェネトではよく食べられます。

煮込み料理に添えられ、そのソースとからめて食べます。

トロトロに煮込んだ馬肉とトロトロのポレンタ。

これはなかなか他のイタリアの州では食べられない一皿です。

 

ワインはヴェネト、地元産の発泡ワイン、プロセッコがお勧め。

ボトルでお手頃価格で色々なワイナリーのチョイスがあります。

知らないワイナリーが多かったので、

お勧めされてオーダーしましたが、いくらだったかな、忘れましたが、25ユーロとか、3000円位のものだったと思います。

 

イタリアではあまりグラスワインはポピュラーでなく、特にトラットリアやオステリアではチョイスがないのですが、1階のボードに色々書かれていて、なかなか美味しいワインがラインナップされています。

リヴィオフェルーガのシャリスがグラスで3ユーロ!だったりして、一人の食事でもワインが楽しめそうです。

 

サービスはとってもフレンドリー。

客層は地元の家族、イタリア人のカップル、外国人観光客、イタリア国内の観光客、様々です。

日本ではガイドブックでは紹介されないようなお店なので、訪れた時に日本人はいませんでした。

予約は必須です。

是非ヴェローナで、美味しく楽しい食事を気軽楽しんでください。

 

 

タコとズッキーニ、ジャガイモのスパゲティー、レモン風味

本日のパスタです。

タコとズッキーニ、ジャガイモのスパゲティー。

丁寧にとった魚の出汁とアサリの出汁をベースにしているので、家庭のパスタとはちょっと違ったレストランの味に仕上がっています。

ミンチ状にしたタコとオイルとの相性が良いズッキーニ、

うまみがしみ込んだジャガイモ。

後味にほんのり香るレモン。

ランチ、ディナーともにご用意しています。

暑い日々が続きますが、栄養しっかりとって体力をつけ、夏バテを防ぎましょう!

小田急線、経堂イタリアン リゴレッティーノ

イタリアのお米料理

イタリアではパスタのほかにお米もよく食べます。

プリモピアット、料理の第一の皿としてリゾットを食べます。リゾットを食べるときはパスタは食べません。

店でもよくリゾットはメニューに組み込んでいます。

リゾットはコースの一皿としてお出しする他、お通しとして一口サイズで冷やしてご用意することもあります。

日差しが強くなり、夏が近づいているのが感じられる頃、イタリアでよく食べられる一皿が、

Insalata di riso、インサラータ・ディ・リゾ。
お米のサラダ。

 

レストランのメニューやお惣菜屋さんにも登場。
そして、家庭で簡単に茹でたお米に合わせるインスタントの具材のビン詰め(日本でいうとチラシ寿司のもとみたいな感じ)のコマーシャルがテレビで頻繁に流れ始めるのが今の時期。

イタリアの夏も日本と同じく暑い。
キッチンにエアコンのある家はそれほど多くなく。

暑さのせいで食欲がないときでも、ヴィネガーがきいた酸味のある
お米のサラダはイタリアでは夏の定番。

豊富な具で、栄養もしっかり摂れる、お得で旬な一皿です。

 

お米のサラダというのは、具を作るのに結構手間がかかるんです。

アーティチョークの仕込み。

大きくても周りの皮を剥いて、剥いて、剥いてとなると、残ったものはほんの少し、
使えるのは本当に小さい芯だけ。灰汁で手は真っ黒になります。

アーティチョークを皮を剥いてマリネして、小海老の殻剥いて下処理して茹でて、グリーンピースをまたこれも剥いて茹でて、きのこも茹でてマリネして、スカモルツァチーズは小さく切って。

というわけで、イタリアでは暑い夏、そんなに料理に手間かけてられない、という人はレストランでオーダー、またはお惣菜やで買ったり、瓶詰めの具を使って我慢したり。

 

ほかにイタリアで人気のお米メニューは、お米のデザート。

イタリアのお米をコトコト、ミルクで煮て
冷やして食べるドルチェ。

イタリア、スペイン、フランスその他ヨーロッパの国々では
お米を使ったデザートを食べます。

個人的に好きだったのは、このミルク煮と、
お米のタルト。

あと、お米のプリンは結構メジャーなデザートで、
スーパーでも、プリンとかヨーグルトと並んで売られているのを
見かけましたよ。

 

イタリア人のキレイ好き

イタリア人は料理好き。

パスタは夏以外毎日茹でますし、サラダもたくさん食べます。

野菜のグリル、ポテトフライ。(イタリア人の家庭ではフライヤーの所持率がかなり高い)

ほうれん草やビエトラ等青野菜のソテーや茹でたものもポピュラー。これは日本人が驚く位くったくたになるまで調理します。

ミネストローネやリボリータなどの野菜のスープも良く作ります。豆を入れたり、パスタを入れたり。

お肉料理、スカロッピーネは普段よく食卓にのぼります。

薄切り肉に小麦粉をまぶしてフライパンで焼いたもので、薄切り肉なので値段も安く、ソースをバターとセージにしたり、レモンと生クリームだったり、トマトソースにしたり、と変えればアレンジもきくので手軽に作られます。

週末になり家族が集まるとなると、手打ちパスタから始まり、ドルチェまで、

よくこれだけ料理を作るな、と感心するくらいなのですが、

どこの家庭もキッチンはいつもピカピカなのです。

以前滞在したボローニャの貸しアパートのキッチン。

大掃除の後とかではなく、どんな時でも!

油汚れのこびりつきなど全くなく、イタリア人は本当にきれいに台所を保っています。

イタリア人の陽気でおおらかな性格を知っていると、これほどまで几帳面にキッチンを掃除してきれいに保つのがちょっと意外な感じです。

『一家のマンマは、自分の居場所、大切な場所としてキッチンを磨き上げるのよ』と知り合いのシニョーラはいつも言っていました。

 

イタリア人の家のごみ箱に対する考え方もちょっと面白いです。

目につくところには、ごみ箱を置きません。

得にお客様が入るサロット(お客さんを招待して食事をするダイニングテーブルが置いてある部屋。普段の食事はキッチンにおいてあるテーブルでとる)には絶対置いてありません。

なぜなら、ごみ箱にごみがすててある状態のものが置いてあるのは、美的ではない、という考え方のようです。

シンクの下の扉の中にごみ箱が収納されていて、ごみはそこに捨てるのが一般的です。

 

知り合いのシニョーラの貸しアパートに部屋を借りて泊まった時のこと。

バスルームにごみ箱があったのですが、そのごみ箱があまりにもきれいでスタイリッシュなので、ごみを直に捨てるのが申し訳なく、自分でスーパーのごみ袋をかぶせておき、ごみを捨てておきました。

すると夕方にはそのスーパーのごみ袋が外されていました。

新しくまたごみ袋をかぶせておくと、また外されています。そしてその翌日も。

シニョーラにそのことを聞くと、

『袋をかぶせておくなんて、見た目が美しくないじゃない。』と。

ごみ箱の内側が汚れないよう、掃除の手間を少なくするため、利便性を考え袋をかぶせておくことより、バスルームの見た目の美しさを選ぶのか、と妙に感心した覚えがあります。

ちょっと生活を覗くと、イメージとは違った意外な面がわかって面白いですね。