イタリア北部で主食として食べられるトウモロコシの粉でできた料理、ポレンタ。
皆さんは好きですか。
ポレンタは、トウモロコシの粉を塩とオリーブオイルと水を火にかけながら時間をかけて練ったもの。
水でなくブロードを使ったり、牛乳を使ったりもします。
できたてでトロトロの状態ををメイン料理の付け合わせにしたり、
(↑これは以前イタリアで食べたもの)
温かいうちに容器に移すと自然と固まるので、
その後四角くカットし、オーブンで温めたり、油で揚げたりします。
イタリア時代、苦手だった賄いの一つがこのポレンタでした。
イタリア人の同僚達が、今日はポレンタだ!
と喜んでいるのをいつもがっくりした気持ちで眺めていました。
ポレンタが出る日は賄いにパンは出ません。
メイン料理のソースを絡めて食べる白米的な(?というのとは厳密にはまたニュアンスが違うのですが)存在なので、パンは不要との考えのようです。
パン好きな僕としてはそれもがっかりな理由です。
そんなポレンタですが、イタリアから帰国し十数年たった今、 大好きになりました。
味覚の好みは変わるものですね。
トウモロコシの粉のつぶつぶ感と風味が、
とても美味しく感じられるようになりました。
トロトロのものも、フリットも、オーブン焼きもそれぞれ良さがあります。
時々ランチの前菜やお通しに一口サイズでご用意しています。