イタリア紀行2

先日イタリア修行に旅立った、元スタッフ、石井。

フィレンツェにしばらく滞在予定で、日本からアパートも確保。

日本からの飛行機が着くミラノでの滞在を数日間楽しんだ後、フィレンツェへ移動。

ところが、当日約束の時間にアパートに行っても、

知らされていた住所に大家さんの名前はなく、電話をかけても誰も出ず。

1時間、2時間、、。

アパートの5階から1階まですべての家の呼び鈴を鳴らし、大家さんの名前を聞くも、

インターフォンからの返答は『知らない』と。

 

この話を聞き、イタリアという国の洗礼を受けたな、と思いました。

 

僕自身、似たような経験をしていたからです。

修行先、『リゴレット』で働き始める日、緊張してレッジョーロの駅に降り立ちました。

当時『リゴレット』はミシュランの1つ星レストランでしたが、リゴレットのあるレッジョーロの街は、

当時住んでいたモデナからローカル線で数時間に1本という田舎町でした。

駅から5キロの距離にあるレストランまでは、シニョーラが車で迎えに来てくれる約束でした。

ところが、駅で降りる人も、駅前にも、誰もいない無人駅。

『リゴレット』に電話をしても誰も出ず。

駅前に1軒だけあるバールで時間をつぶし、しばらくして電話しても変わらず。

 

レッジョーロの街にはタクシーはないので、しょうがなく、5キロの道のりを1年分の荷物を詰めたスーツケースを引き摺りながら

『リゴレット』に歩いて行きました。

 

ところが、

・・・

レストランの電気は消え、誰もいない。

待つこと1時間、2時間。

電話には誰もでなく、そしてレストランには誰もいない。

結局、近所の人に連絡をとってもらったところ、シェフの奥さんの親戚が急に亡くなり、この日はレストランを休業したそう。

それにしても、

メモを貼っておいてくれるなり、コックの寮の誰かに伝えてくれるなりしてもよさそうなものの、、。

 

石井は、と言うと、

大家さんのメールアドレスを知らされていたことを思い出し、『アパート前で待っている』と大家さんにメールを送り、

そのメールが携帯に転送されたのか、それを見た大家さんが迎えに来たそうです。

住所が間違っていたのか、2軒先の建物で、

大家さんは用事があったので約束の時間に家に戻れないことを電話したけど、電話が通じなかった、と。

イタリアらしい、イタリア生活のスタートを切ったようです。

 

 

 

 

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